トップ > 疾患と治療 > MISHIMA手術(Navigation-assisted micro-window excision of thoracic ossification of ligamentum flavum)

疾患と治療

みしましゅじゅつ

MISHIMA手術(Navigation-assisted micro-window excision of thoracic ossification of ligamentum flavum)

2022年に石井賢医師によって開発された難病に指定されている黄色靭帯骨化症に対する新たな手術です。黄色靭帯骨化症は脊髄が通る道(脊柱管)の中に生じます。その結果、靭帯骨化は脊髄を圧迫し、下肢の運動・感覚神経麻痺を生じます。治療は一般に背中を切って脊柱管を構成する正常な骨と靭帯骨化を切除あるいは切除しインプラントで固定する手術を行います。MISHIMA手術の場合は、ナビゲーション技術を用いて小さな皮膚切開で、正常な骨に小さな孔(マイクロウインドウ)を開けて、骨化部位のみを切除するという画期的な手術です。アスリートのみならず一般の患者さんにおいても、可能な限り正常組織を残せるという観点で素晴らしい最小侵襲治療の1つです。横浜ベイスターズの三嶋一輝投手は、2022年に胸椎黄色靭帯骨化症による下肢麻痺と排せつ障害を生じて、8月に本手術による治療を受けました。術後6週間で投球を開始し順調な回復を遂げ、2023年には開幕1軍スタートで、6月の時点で登板25、勝利3、防御率3.98という成績を残し、チームの勝利に貢献しています。本手術は、三嶋一輝投手の復活に敬意を表し、MISHIMA手術と命名されました。

三嶋一輝投手新聞記事:DeNA 三嶋一輝投手 難病からの再起 ~Next Stage 第2回~ - プロ野球 2024 - NHK
MISHIMA手術の英語論文:https://ken-ishii.com/assets/PDF/koshi_mishima_ronbun.pdf


topへ戻る