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疾患と治療

びーけーぴー/ぶいびーえすけいひてきついたいけいせいじゅつ

BKP / VBS 経皮的椎体形成術(Balloon Kyphoplasty)(Vertebral Body Stenting)

脊椎圧迫骨折や転移性脊椎腫瘍による病的骨折に対して世界中で行われている低侵襲経皮的椎体形成術(Percutaneous Vertebraroplasty:PVP)の1手術法です。全身麻酔下に背中の約5mmの皮切2ヶ所から細い針を骨折椎体に挿入します。その針を介して風船(Balloon)を骨折椎体内に設置し、ゆっくりと潰れた骨を整復・復元します。整復後に除去した風船のスペースにPMMAセメント(人工骨)を注入して、骨折を人工的に接合します。石井賢医師は、2012年にVBSの本邦への導入に際して、全国18名の治験医師に選出され、尽力しました。

図 BKP

(左)①:骨折したせぼねに風船をしぼめた状態で設置して、ゆっくり風船を膨らませます。

(まん中)②:膨れた風船が骨折した骨を復元します。

(右)③:風船を取り出して空いたスペースに人工骨を注入します。

図 VBS:Balloonで骨を復元した後に金属製のステントでその復元を維持し、その後人工骨を注入します。原則、手術翌日より起立・歩行を開始します。入院期間は最短で約7日程度ですが、病態により異なります。また手術後は軟らかいコルセットを装着します。



https://ken-ishii.com/assets/PDF/koshi_vbs_shinbun.pdf

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